自宅兼事務所の隣にある公園では思わぬ出会いがあります。
今回は、セージの一種の葉上で休むこの方と出会いました。

眼をみれば「アブだな」とはわかります。
しかし、簡単に同定することはできません。
そこで、私は調べました。
おそらく、ルリミズアブ Sargus niphonensis でしょう。
この種には近似種がいるため、一応の同定です。
ルリミズアブと思われる一種くらいの結論にしておきましょう。
このミズアブの仲間は面白い生態を持っています。
終齢幼虫の殻の内部で蛹化するのです(囲蛹)。
ハエにもこのような生態を持つ種が少なくありません。
幼虫は、有機廃棄物をうまく消化する機能を持っています。
たとえば、廃棄する食品を食べさせると、発生する臭気が抑えられるそうです。
さらに、アメリカミズアブの幼虫は栄養価が非常に高く食用になり得るという話も。
刺すようなことはありません。
メタリックグリーンの美しい虫です。
アブは嫌われる虫の典型ですが、実はありがたい存在である。
もっと知られてよいことだと思います。

今回は、この本が役に立ちました。
ミズアブがしっかり載っています。
どういう本か?
これです。

文一総合出版のハンドブックシリーズの一冊。
その名も「ハエハンドブック」です。
文一総合出版はマニアックな「ハンドブック」を何冊も出版しています。
私はかなりお世話になっています。
