書斎で調べものをしていると・・・
目の端で虫がチラッと動きました。
この種の感覚は、蝶の観察で培われており、衰えません。
すぐに庭に出て確かめます。
クロアナバチ Sphex argentatus fumosus が狩りをしていたのでした。
クダマキモドキらしき昆虫を捕まえています。
これから穴に引っ張り込んで卵を産み付けるのです。
獲物は仮死状態。毒針で麻酔をかけています。
卵の孵化まで鮮度は落ちません。
孵化した幼虫は、新鮮な餌を食べて育ちます。
この仲間は単独行動で狩りをしています。
真夏のグランドなどでもジガバチやクロアナバチは活発に動いています。
私のように暑さでへばったりはしません。
バッタの仲間やクモの仲間が餌食にされます。
観察していると楽しいのですが、暑くて倒れそうになるのでご注意を。
*記事のタイトルは、天知茂主演「非情のライセンス」シリーズに倣い「兇悪の」をつけてみました。