4年前に「モモスズメ」という記事を書きました。
今年も我が家のバラにとまっている成虫に出会えました。
4年前の個体は新鮮でしたが、今回の個体は疲れたような雰囲気。
羽化して時間が経過しているのがよくわかります。

おそらく、近くの街路灯に飛来し、飛び回っていたのでしょう。
前の記事で指摘した学名については、今もよくわかりません。
goschkewitscii と goschkevitscii は同じ Goschkevitsch に由来する?
後者は明らかに函館で日本の昆虫を採集したロシア人への献名なのです。
これは、サトキマダラヒカゲの種名です(Neope goschkevitschii 普通種です)。
モモスズメの種名では“v”が“w”に替わっています。
どちらかの記載者が間違えたのか?
おそらくモモスズメの記載者がミスをしたに違いない。
私はそう思い、記載者を調べました。
サトキマダラヒカゲが種として記載されたのは1857年です(江戸時代)。
記載者のMenetriesは、ウラギンヒョウモン等の記載者です。
モモスズメが記載されたのは1872年(明治時代)。
記載者 Boisduval は、ツマグロキチョウ等の記載者でもあります。
つまり、2人は昆虫学者としては実績十分の人なのです。
だから、いずれかが間違えたとは思えません。
謎の解明ができないままになってしまいました。
