「灼けたアイドル」というユーミンの曲があります。
先日、「40年の月日」という記事を書いていて思い出した曲です。
♪ ああ時はさざ波 私たちを
離れ離れ 遠い島へ運ぶ ♪
そうそう、あの曲のとおりだな。
こう思ったのです。
♪ ああ時に揺られて だれもかれも
いつか淋しい 大人になってゆく ♪
淋しい大人なのかどうかはわかりません。
たとえば、小中高校に大学時代の友人と疎遠になったら、
「本当に淋しいのか?」
と疑問を感じます。
♪ 会いたいわ 昔に戻って みんなに humm ♪
ということが私にはないのです。
それぞれが新しい世界に旅立ち、そこで新たな出会いがあった。
これは淋しいことではないように思うのです。
ユーミンが抱く青春への郷愁と私の感覚のズレなのでしょう。
これが「あなたはクールすぎるわ」と言われてしまう所以かもしれません。
♪ 青春の後ろ姿を
人はみな忘れてしまう ♪
ともユーミンは書いています(「あの日に帰りたい」)。
でも、
♪ あの頃のわたしに戻って
あなたに会いたい ♪
のがユーミン。
私の場合は、その時代を通り過ぎて行くだけ。
振り返るかな・・・?
自分の病を癒やすために記憶と向き合いましたが、それだけでした。
そして、その記憶に郷愁を感じたかといえば、それはなかったのです。
やはり、私は冷めた人間のようです。
灼けたアイドルにはなれません。
もっとも、idol ではなく idle ではあるのです。
♪ 俺は冷めた idle
いつもサボってた ♪

★ 「灼けたアイドル」は1980年発売のアルバム“SURF&SNOW”に収録されています。
