メスグロヒョウモンという美しい蝶がいます。
学名は、Damora sagana
オスはヒョウモン類らしくオレンジ色に黒い斑紋。
ところが、メスは全く違う姿なのです。
イチモンジチョウの仲間のような雰囲気です。
林内を翔ぶ際に、光を受けると姿がみえにくくなる効果を生みます。
メスは目立たない。
これは子孫を残すためにメスを守る仕組みです。
と書いても、イチモンジチョウを知らないと意味不明でしょう。
とりあえず、メスが目立たないための姿であるということです。
当地では、かつて2017年秋に一度だけその姿をみただけでした。
今年は久々に再会できました。

オスの姿はありませんでしたが、きっと近くにいるでしょう。
雌雄の姿の違いを明らかにするために、私が所蔵している標本の写真を。

★ 左がオスで右がメスです。
幼虫は野生のスミレを食べて成長します。
発生は年1回。
夏には避暑のために山地へ。
秋になると里に戻ってくるのです。
産卵にも特色がありますが、少々専門的な話になるため割愛。
6月10日の再会がとてもうれしかったという話でした。
