ちょっと早朝に隣の公園を散歩しました。
元ヤクザ猫のベルンハルト・グリュンに誘われたのです。
猫は早朝と夕方は元気いっぱいです。
公園に入ると,すぐにモンキチョウ Colias erate に出会いました。
この個体は♀です。
♀には白色型と黄色型があるので,この個体が♀だとわかります。
観察例では,♂(黄色型のみしか存在しません)は黄色型の♀を好む傾向があるそうです。
ならば,なぜ白色型が存在するのでしょう?
上記の観察例に従えば,白色型であることは子孫を残すうえでは不利になります。
擬態という見方もできますが,白色で有毒の蝶や蛾は思い当たりません。
モンキチョウが食草として好むシロツメクサの花に紛れやすいからか?
食草はシロツメクサにかぎられず,マメ科を広く食しますので,これも正解ではなさそうです。
ちょっと外を歩くだけでいろいろと思いめぐらすことが多く,なかなか楽しいのです。
おまけにイヌビワの葉に産み付けられたイシガケチョウ Cyrestis thyodamas の卵を。
ちなみにイヌビワはイチジクと同じクワ科で,果実は食用にならなくもありません。
ジャムにすることは十分可能です。野趣あふれる味なので好みが分かれそうです。