庭のヤマコウバシ Lindera glauca の葉が色づきました。
ヤマコウバシはクスノキ科クロモジ属。
割烹などでは、クロモジの爪楊枝を出すことがありますが、それは香りがあるから。
ヤマコウバシも香りのある樹で、和名はそれに因みます。
この樹は青々とした状態よりも、こうして色づき枯葉になるあたりに観賞価値があります。
我が家でも、そういう樹が欲しくてヤマコウバシを植えました。
成長すると樹高は3~5メートルになります。
庭で植えている場所を考えると、5メートルの樹高はちょっと困ります。
これを上手にコントロールするのが剪定。
剪定を適切にやれば、樹高と樹形をコントロールできます・・・
が、それがなかなか難しいようで、色々なお宅の庭には・・・
大きくなりすぎてもてあますシマトネリコが。
あるいは、思わぬ大きさになって当惑させられるプリペット(セイヨウイボタ)も。
垣根にしたアラカシやシラカシ、イヌマキなどに悩むお宅もあるようです。
大きくなり過ぎないよう、冬に一度は思い切った剪定をお勧めします。
同時に中に向かって伸びる枝もできるだけ切ってしまいます。
枝が混みあわずに風が通る状態が、樹の健康にもいいので。