キリギリスがクマゼミを襲いました。
食事中に庭でクマゼミの変な鳴き声が聞こえました。
振り返ると、庭のデワノトネリコの幹からクマゼミと「何か」が落下しました。
すぐさま確認のために庭に出ると・・・
キリギリスがクマゼミに噛みついています。
クマゼミは通常の鳴き声ではない変な声を出して苦しんでいました。
キリギリスは草食ーこれは間違いです。
実は肉食で、飼うとすれば鰹節やシラス干しなどが餌として好適。
スズムシやコオロギも同様です。
彼らは決しておとなしい昆虫ではなく、十分に獰猛なのです。
キュウリをやっているだけでは栄養不足に陥り、共食いすら始めます。
セミの季節ですが、時折何かに襲われているな、という声が聞こえます。
キリギリスが活躍しているのかもしれません。
彼らは、暑い夏の昼間にもハンティングに精を出しています。
けっして、のんびりと過ごしながら働きづめのアリを眺めているわけではないのです。
なお、イソップ寓話の「アリとキリギリス」は、もともとは「アリとセミ」でした。
欧州北部ではセミがさほど生息していないため、わかりやすくキリギリスに変えたそうです。