前夜、グリュン君の寝床にちょっとしたプレゼントを持って行ったときのことです。
何かが飛んでいるーけれど、その姿を確認できませんでした。
ヤママユの仲間ではないか?
そう思いましたが、しっかり見極めるチャンスがないまま。
その翌朝、この方と出会えました。

クスサン Saturnia japonica です。
食性は広く、図鑑に載っている植物にかぎりません。
私は、ハマボウ(アオイ科)やヤマビワ(アワブキ科)で幼虫を見つけたことがあります。
これらの植物は「日本のヤママユガ」には載っていません。
まだまだ未解明の分野が残っているのが蛾の世界。
さて、このクスサンですが、ちょっと目を離した隙にいなくなりました。
どこへ行ったのでしょう?
この個体はオス。
昨夜は恋の相手にめぐりあえたかもしれません。
それで、思い残すことはないーと消えてしまったのかもしれません。
成虫は配偶行動のためだけにある姿。
そう思うと切なくなります。
