誰もが音楽の好みを持っていると思います。
私の場合は、ポップなインストゥルメンタルやジャズ。
そして、女性ボーカルのJポップも好きです。
ユーミンの曲はよく聴きました。
今も聴きますが、1988年頃までの作品が多くなっています。
1990年代以降の作品はあまり聴かない傾向にあるーという感じです。
20世紀の終わりにユーミンが発表した曲に
「月曜日のロボット」
という作品があります。
私はこの曲があまり好きではありません。
曲というよりは歌詞が好きではないのです。
★「月曜日のロボット」が1曲目に収録されている「ダイアモンドダストが消えぬまに」
ルーティンの仕事をこなしつつ、「あなた」との出会いを夢見る。
いつか「迷宮」から助け出してくれる「あなた」。
彼女は「知らないことは悩まないでいい」と諦めています。
どこか他人任せで主体性がない彼女。
そういう女性を「月曜日のロボット」と呼ぶユーミン。
これは、ユーミンなりの世の女性たちへのエールなのでしょう。
でも、どことなくあり余る才能を発揮して成功を収めた者の視点を感じます。
私は、自身をユーミンファンの一人だと思っています。
でも、この曲は「感じが悪いなぁ」と思ってしまいました。
カタカタというキーボード(もしかするとタイプライター?)の音をとりいれ、
機械的な雰囲気の演奏を多用するアレンジも好みではありません。
ファンといえども好きになれない曲はあるのです。
そして、ファンであるからこそ「なにもかにも礼賛」ではないと思っています。