テロップで発言内容が逐一画面表示されるようになって何年でしょう?
あれは、却って番組への注意力を削ぎます。
結果的に番組を視聴する熱意に水を差すような効果を生んでいないか?
文字で読めてしまうので、発言をしっかり聴かなくなるような気がします。
最近になって気になるのは
「特別に許可を得て撮影しています」
「このあと死体の映像が出ます」
「今では不適切な表現がありますが、作品の歴史的価値を尊重し・・・」
といった「ことわり」を入れる点です。
おそらく、クレームの電話やメールのせいだろうな。
そう思います。
世の中は、なにかを指摘して論うのがトレンドです。
事前に「ことわり」を入れることで、それを回避したいのでしょう。
私からみると、過剰な気遣いであって煩いだけです
ーと私はテロップの多さを非難し論うのでした。
★ 映画のセリフに「かたわ」「めくら」というようなものが使われている場合に使われるテロップ
「座頭市」シリーズでは「このどめくらが!」と市が差別されるシーンがあります。
あれは、差別に対する批判をこめたシーンですが、そういう理解ができない人が非難するそうです。
「差別的なセリフが使われていて問題がある!」と。