福岡県糸島市 司法書士 ブログ

シュトレンとドイツ語

クリスマスシーズンになるとパン屋さんやケーキ屋さんに登場するのが、

シュトレンです。

ドイツ語ではStollenですが、実は、ワタクシが誤解をしていたのです。

ドイツ語の名詞には性がありまして、Stollenは男性名詞。

第1格は der Stollen となります。 derは定冠詞で、これが性と格によって変化。

第2格以下は des 、 dem 、 den  となるのです。

ドイツ語の面倒な点は、定冠詞や不定冠詞の性と格による語尾変化。

加えて分離動詞という厄介なものもあります。

発音は難しくないのですが、このあたりが学習のネックになるのです。

慣れると、名詞の性については予測がつくようになります。

私は、どこかで勘違いして「お菓子」関連の名詞は女性名詞だと思い込みました。

多くは男性名詞です。

ところが、チョコレートは、die Schokolade なので女性名詞です。

ビスケットは der Keks だから男性名詞ですが、クッキーは das Plätzchen で中性名詞。

ケーキになるともっと面倒です。Kuhen は男性名詞なので der Kuhen。

でも、円型のケーキは die Torte ゆえ女性名詞。

こういう感じですから、私の勘違いも許してもらえそうです。

同じように、ワインは der Wein ですが、ビールは das Bier。

お菓子や酒の中でも性が分かれてしまうドイツ語。

フルーツのほとんどは女性名詞ですが、リンゴだけは der Apfelなので男性です。

シュトレンを買って、名詞の性を調べて自分の誤解に気づき、辞書を見直した次第です。

太陽は die Sonne です。女性名詞。 一方で月は der Monat で男性名詞。

では、地球は?

die Erde なので女性名詞です。

母なる大地というイメージと合致する・・・ということでしょうか。

最後に気になったのは「性」という名詞の性。

das Geshlecht です。つまり、中性名詞。

ところが、「性行為」を意味するのは der Geshlechtsakt で男性名詞です。

これは女性差別ではなく、語尾の Akt が行為を意味する男性名詞ゆえ。

名詞に性があると、色々と気遣いが必要なのではないか?

ドイツ語圏の人々がなにやら神経を使っているような印象を抱いてしまいました。

 

 

 

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