我が事務所(兼自宅)の隣は公園です。
その公園には一定の種類の蝶が飛来します。
これはその中の一種。
コミスジ Neptis sappho です。
属名の Neptis は,ラテン語で姪とか孫娘を意味するそうで,
なぜこの蝶の学名になったのかはよくわかりません。
種名の sappho は紀元前ギリシャの女性詩人にちなみますが,
やはりこの蝶の種名が女性詩人の名になったのかは不明です。
コミスジの食餌植物はマメ科で, 中でもクズを好む傾向があります。
クズは,あの葛粉の原料であり, 漢方薬の葛根湯の材料でもあります。
すると, コミスジは害虫なのか?
そうではないのです。 クズの繁茂ぶりは非常に激しく, ちょっとした
空き地や荒地に蔓延っていて, 葛粉の原料となる根を掘り起こして
駆除することには途轍もない労力を要します。 除草剤にはクズ専用
のものがあるほどです。
コミスジには頑張ってクズ退治をして欲しいのですが, クズの繁殖に
コミスジの力だけでは太刀打ちできません。
私も「混み筋」の事件をどうしようかと頭を痛めています。
今後, 混み合っている事件をスムーズな処理にどう結び付けるか?
筋読みをしっかりやっていかなければなりません。