福岡県糸島市 司法書士 ブログ

かたがき

「かたがき」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

「肩書」という方が大半かもしれません。

「部長」あるいは「取締役」といった「肩書」を思い浮かべる方が多いかもしれません。

組織人はこれに強くこだわる方が多いのです。

私が16年ほど勤務した会社を辞めた後のことでした。

元上司からいわれたのです。

「キミは一選抜だったのだから、会社に残っていれば部長にはなれたのに」

私は「そんなもんになりたくないから課長段階で辞めたんですよ」と答えそうになりました。

が、肩書を大事にする人にそういう返事をするのは失礼です。

そう思って、「はあ、そうですかね」程度にした覚えがあります。

昇進昇格に一喜一憂し、他人のそれに嫉妬心を燃やす。

こういう光景を毎年のようにみていた会社員時代。

「定年で辞めたらただのオッサンやんけ」

と思うのですが、「○○社の元部長」というようなことにこだわる人までいます。

私にはついていけないと思いました。

 

私は今は司法書士です。

司法書士は資格であると同時に肩書でもあります。

司法書士には昇進昇格はありません。

「司法書士V.S.O.P」とか「ジャイアント司法書士」みたいなものはないのです。

精々が簡裁代理権を持っているかどうかの差くらい。

持っていても使わない人が多数派の世界なので、それも差ではないかもしれません。

その司法書士が頻繁に扱う「かたがき」は「方書」です。

「ほうしょ」とも呼ぶことがありますが、自治体の窓口では「かたがき」と読んでいます。

なにかというと、マンションやアパートなどの集合住宅の名称です。

たとえば「スペリオール糸島Ⅱ」みたいなもの。

これが住民票と印鑑証明書で扱いが異なっているような例をみることがあります。

住民票には方書が記録されていないのに、印鑑証明書には出てくるというような例です。

逆をみたことはありません。

時々この現象で対応を考えることがありますが、大きな問題にはなりません。

私が気にする「かたがき」はこちらですが、「まあ注意する」程度です。

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