女性の社会進出が進まない。
日本には根深い女性差別がある。
本当でしょうか?
男性が外で働き、女性は家を守って子を育てる。
これが「いかん!」そうです。
しかし、こうなるのは仕方がない側面があります。
狩猟採集社会だった時代を考えればいいのです。
男性が狩猟に出かけ、あるいは農耕に従事する。
女性は子を産み育てる。
こういう役割分担になったことには合理性があるのです。
まず、男性が子を産むことは不可能です。母乳も出せません。
次に、骨格を比べると、男性が体格で女性に勝ることが多いのです。
男女ともに参加できるスポーツの記録が男性優位になるのは体格差によるものです。
こういう現実を踏まえると、男性が肉体を酷使して食物を得る役になるのは必然です。
屈強な体格を生かし、戦士として部族を守る戦いに行くのも男性。
部族を守って勇敢に戦った男性を族長(リーダー)にする。
自然な流れでしょう。
こういった太古の時代の役割分担が、そのまま今に至っても残っている。
こういうことです。
だから、「男性が外で働き、女性は家を守って子を育てる」ことを否定するのは人類の自己否定です。
時代は流れ、保育の制度などが整いました。
女性が外で働くことができる環境になっています。
当然ながら能力に関して男女の差などありません。
過去の歴史を差別扱いして否定する必要はまったくないのです。
そういう時代を経て男女の役割分担の見直しの時代に入ったとみればよい。
あとは、男女それぞれ、あるいは各人の「好み」でどうするか決めればよいのです。
私は家事一般を得意とするところゆえ、主夫をやることには違和感はありません。
誰もが自分の得手不得手を考え、そして選ぶーこれでいいではありませんか。
眉を吊り上げて「差別撤廃!」
これは、つらい生き方だと思います。
★ ご近所の外猫アネマージュ(♀)を守るために戦い続けるベルンハルト・グリュン君