福岡県糸島市 司法書士 ブログ

貴族がいる国といない国

我が国の憲法第14条は以下のとおり。

 第1項 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、

    政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

   第2項 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。

 第3項 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、

     又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。

我が国には「貴族」は存在しません。

つまり、全国民が平等に扱われるようになっているのです。

一方、英国には今も貴族がいます。

また、「一代に限り」貴族扱いされる方々もいるのです。

たとえば、ザ・ビートルズのメンバーだった

ポール・マッカートニーとリンゴ・スターはそうです。

あの「悪ガキイメージ」のザ・ローリングストーンズにも貴族がいます。

ミックです。あのミック・ジャガーは貴族なのです。

ロックスターが貴族ですから、なんともいえない印象があります。

既存の体制をぶち壊せ!とロックな生き方をする・・・わけではないのです。

英国とは、平等観が育たない遅れた国だ。恥ずかしい。

こういう非難を浴びせる英国の人に出会ったことはありません。

我が国には、自国の歴史や伝統を自虐的に捉えたがり、非難する人がかなりいます。

随分違うものだと思います。

その我が国にも貴族がいなくもないのです。

有名な焼き鳥チェーン店は、自ら貴族と名乗っています。

クォリティにそのくらいの自信があるのでしょう。

かつては警察官にも貴族がいました。

ドラマに「刑事貴族」という作品があったのです。

社会においては、組合幹部を「労働貴族」と皮肉を込めて呼んだ時代もありました。

なぜ、彼らがそう呼ばれたか。

なかなか面白い話なので、調べると笑えます。

なお、「連合」の初代会長は、没後に従三位に叙せられております。

これは冗談ではなく事実なのです。

 

ブログ一覧へ戻る

お電話

メール

ページの先頭へ
Loading...