自宅兼事務所の隣の公園は、ごく普通の公園です。
広さがかなりあるという特徴はありますが、植栽されている樹種に珍しいものはありません。
それでも、ちょっと歩けば色々な虫たちに出会います。
これはアオシャクの一種です。
私は蛾を専門にしていないので、種小名まではわかりませんでした。
淡いグリーンの美しい蛾です。
シャクガなので、幼虫はいわゆるシャクトリムシです。
次は、鮮やかな幼虫さん。
これはヒメエグリバというガの幼虫です。
食べているのはアオツヅラフジ。
アオツヅラフジは果実の色が美しく、部屋に飾るとなかなかシックです。
三番目は、南からの使者が今や定着を思わせる状況になっているクロマダラソテツシジミ。
毎年目撃します。
志摩野北にはソテツがたくさんありますが、幼虫に食害されていました。
この蝶は1995年頃に与那国島で大発生し、愛好家が与那国島に駆け付けました。
今や、そう珍しくもない種になってしまいました。
でも、食餌植物がソテツというのは面白いと思います。
秋に個体数が増える種なので、これから発生のピークを迎えるでしょう。
最後はツクツクボウシの交尾シーン。
成虫としての生存期間は幼虫の期間に比べて圧倒的に短いセミ。
成虫としての任務は子孫を残すこと。
このカップルは立派に任務を果たしそうです。
もうすぐセミの成虫は死滅します。
そうすると秋が本格化・・・涼しくなってほしいものです。