シマトネリコ Fraxinus griffithii が花をつける季節になりました。
これを放置すると、当然ながら果実になります。
果実は地上に落ち、そして芽吹きます。
この芽吹き方がなかなか激しいのです。
街路樹にこの樹を植えようものなら、道路の隙間から大量の芽吹きが・・・
という光景を市内でみかけます。
庭に植えると、恐ろしいスピードで成長し大木となります。
花を咲かせ、果実を実らせ、そして庭からも大量の芽吹き。
急速に成長したシマトネリコは家の土台に影響を与えることもあります。
庭木の選択のご相談なども受けるワタクシです。
その際にシマトネリコの良い点と欠点を必ずお伝えします。
シマトネリコは風にそよぐ葉が涼やかに見えます。
でも、上記のような欠点があるのです。
植えるからには、確実なお世話と管理を決意しなければなりません。
庭で大木となり、手に負えなくなる-その危険性があるのです。
街路樹としては・・・おすすめしたくない樹種です。
だって、道路沿いのお宅で大量の芽吹きが・・・
毎年の剪定は欠かせません(つまり、手がかかるのです)。
いつ切るか?
花が咲く前か咲いている今です!
そうすれば、果実は実りません。
大量の芽吹きに悩まされずとも済みます。
尤も、日除けとしての機能は剪定により損なわれる可能性があります。
それでも、今こそ切って下さい。思い切り。