昼食にステーキ丼を作りました。
牛ロースを焼いてオクラをポン酢(自家製)で練って粘りを出したものをかけました。
シイタケを炒めたものも少しだけ加えてあります。
1人あたり90グラムくらいの肉にオクラ3本くらいでしょうか。
肉には事前に軽く塩とブラックペッパーをまぶしています。
ヘットでニンニクを炒め,肉を軽く焼いてごはんに乗せ,そこに練ったオクラをかけただけです。
このお肉は黒毛和牛ですが「切り落とし」なので100グラムが780円の値付けです。
賞味期限ギリギリの投げ売りのおかげで半額で買いました。
貧乏人の発想のようですが,こと牛肉にかんしてはこの買い方がおススメです。
肉は十分な熟成によってアミノ酸が増し,味わいがよくなります。
危なくなるギリギリ手前くらいまで熟成させる方が旨いのです。
スーパーマーケットであれば,古くなった肉を半額くらいで売っています。
これが狙い目です。熟成により美味しくなった肉が安く手に入ります。
熟成にかんしては魚も同じです。
東京都内のそれなりのレベルの鮨店ではマグロはギリギリまで熟成させています。
白身も同じで,鯛や鱸,鮃などは柵の状態にしてから寝かせる方が味わいが深くなります。
私は軽く塩を振ってペーパーで包み1日くらい寝かせます。
食感はコリコリではなくムニュムニュになりますが,鮨ネタなら断然こちらが上です。
カルパッチョにもムニュムニュが合うと思います。
活造は新鮮さをアピールできるものの,味は1日くらいは寝かせた方がうまいのです。
肉も魚も熟成がうまみを引き出すのです。
「若くて活きがいいというだけではねぇ・・・」
「白い巨塔」(田宮二郎主演)における野坂教授役の小松方正さんのセリフです。
★ 右が野坂教授役の小松さん。左は葉山教授役の戸浦六宏さん。
お二人とも東映やくざ映画でも個性溢れる名演を残しています。
小松さんには「日本暴力列島京阪神殺しの軍団」で,戸浦さんには「山口組外伝九州侵攻作戦」で
それぞれ印象に残るセリフがあります。やくざ者にも医学部教授にもピタッとはまってしまうお二人です。