小学生の頃に映画「ゴッドファーザー」を初めてみました。
その際、私が惹かれたのは、ドンの家庭の食卓でした。
大盛りのトマトソース・パスタの皿が家族間で回されていたのです。
当時からトマトとチーズが好きだった私です。
イタリア人家庭が羨ましくて仕方ありませんでした。
よし!将来はマフィアになる!
とは思いませんでしたが、腹いっぱいあれを食べたいと思ったのでした。
それから何年経過したか。
おそらく40年近い時間が流れていたと思います。
朝ドラ「べっぴんさん」で「ゴッドファーザー」の「スパゲッティ」の話題が出たのです。
谷村美月さんが演じる役のセリフの中でした。
ああ、脚本家の方も同じような体験をしたのだな。
私はそう感じた次第です。

というようにゴッドファーザーの話を述べました。
が、実は、久々にトマトソースを仕込んだという話なのです。
トマトソースを仕込むと、その翌日には必ずトマトソースだけのパスタを食べます。
唐辛子のペーストで辛みをつけますが、手を加えるのはそこだけ。
できあがったソースの味見の意味もあります。
スパゲッティ・ポモドーロ。
これを食べると、マーロン・ブランド演ずるビトー・コルレオーネを思い出します。
あのしゃがれ声を。
