この写真は、ある日のデスクの上の状況です。
夜10時過ぎくらいでした。
このとき、私は相続財産清算人選任審判を求める申立書を起案していました。
申立のための要件事実を確認していたのです。
開いているのは左上が模範六法、その右は「新基本法コンメンタール」の相続編。
オレンジ色が使われたカバーの本は、家事事件手続法のコンメンタールです。
要件事実の確認ゆえ実務書よりも、こういった本をみることが先です。
このときは使いませんでしたが、左端にある薄紫のカバーの本は民法のコンメンタールです。
実務家がよく使う「我妻・有泉コンメ」(財産法分野)です。
この本は常にデスク上に置いています。
コンメンタールは手放せません。
我々の仕事で一番大事なのは条文なので。
最近は民法の改正が毎年のように行われます。
その度にコンメンタールを買い替えるわけにもいきません。
なかなか大変ですが、なんとかしています。
商事法務が出す「一問一答シリーズ」などで補うのです。
学生時代に使ったコンメンタールは「基本法コンメンタール」の財産法部分だけ。
民法の改正はなく、4年間使い続け卒業後も役立ちました。