写真はモンシロチョウの交尾拒否の場面です。
散歩をしていると、こういう光景を頻繁に目にします。
運命の出会いにより結ばれたカップルも。
交尾拒否のスタイルは、蝶の種類によって異なります。
モンシロチョウの場合は、メスが翅を水平に広げ、腹部を上に向けて曲げるというもの。
このパターンは他の種類にもみられます。
モンシロチョウのオスは周囲を飛び回って機会をうかがいます。
ただ、一度拒否されると交尾に至るケースはほとんどみられません。
キタテハなどは、オスがメスの身体を前脚でちょいちょいと叩きます。
「ね、いいでしょ?」という印象です。
アゲハは飛翔中のメスの前にオスが回りこんで、自らの翅をみせつけます。
「オレって綺麗でしょう?どう?オレと・・・」
こういうセリフを言っているかのようです。
蝶のメスは複数のオスと交尾することは普通です。
それを「不倫」と責められることはありません。