今年もまたクリスマスがやってきました。
私の記憶では昭和44年の北九州市はホワイトクリスマスだったはずです。
もしかすると昭和43年だったかもしれません。
最近は雪が降る日が少なくなり,積もることも稀になりました。
小中学校の行き帰りに雪がちらつくことがしばしばだった昭和とは様変わりです。
変わらないのはこの季節の華やぎでしょうか。それも年々派手になっているような気がします。
福岡の冬は曇り空が多く,どちらかといえば静かなクリスマスが似合うのではないか。
私はそう感じています。
静かなクリスマスに似合う曲が“The Christmas Song”です。
1944年の作品ですから第二次大戦中ということになります。
米国は欧州戦線と太平洋に二面作戦を展開しつつも,こういう音楽を作って楽しんでいたのです。
こりゃ勝てるわけがないな。そう思わざるを得ません。
さて,“The Christmas Song”は非常に多くのシンガーが歌っています。
その中で私が毎年聴くのは竹内まりやさんの歌唱です。
アルバム“Quiet Life”に収録されています。
まりやさんも静かなクリスマスがお好きなのかな,と思います。
そういえば,静かな冬を歌った曲がほかにもありました。
♪ ふたりで過ごす田園の冬
誰も来ないこの家の
暖炉に火がともされる
ここでは雪が降ることもなく
ひどく乾いた風だけが
歌うように駆け抜ける ♪
♪ 静かな冬がなによりも好き
愛してるなんて言葉が
不思議に言える季節ね
I say I love you,and always will,my dear…♪
「シェットランドに頬をうずめて」は冬を描いた名曲です。
収録アルバムは“Variety”。