市役所などの行政機関に行くと司法書士の宣伝を目にすることがあります。
私は、いくつかの行政機関でそれをみています。
時代は変わったものだな、と感慨を覚えます。
士業が宣伝をすることは以前はあり得ませんでした。
これは、品位にこだわるがゆえに控えていたのです。
海外では弁護士が
「俺に任せろ!」
みたいな看板まで作って依頼者集めに余念がありません。
★ USAの弁護士は大きな看板を掲げています。
“INJURY”ゆえ負傷・・・ばかりではなく損害賠償問題全般なのでしょう。
我が国の士業はお高くとまり、上品さを装っていたのかもしれません。
今は宣伝は自由です。
無論、「絶対に勝訴します」みたいなものはダメ。
でも、ある程度の表現は許されているのでしょう。
「正確な知識がある」
「経験が豊富である」
こういった情報の受け手が検証できない表現も許されるようです。
士業では、司法書士と税理士が行政機関で宣伝している印象です。
弁護士の宣伝映像をみた経験はありません。
テレビではやっているようですが、みていません(民放を視聴しないため)。
行政書士はポスターを貼る方が得意なように見受けられます。
ラジオだと債務整理の宣伝が流れています(理髪店でよく耳にします)。
債務整理ですから弁護士と司法書士がCMの発信者になっています。
私も
「いかがですか?」
と誘われたことがあります。
即座に
「いやです」
と断りました。
ほかにも
「戸籍謄本等を入れる市役所備え付けの封筒に宣伝を載せませんか?」
という話が舞い込みました。
これに対しても答えは
「いやです」
私はそういうことをするのが恥ずかしいのです。
自分を宣伝する-なかなかできません。
できる人を羨ましく思ったりはしますが、自分でする気にはなれません。
ホームページが精一杯です。
映像やポスターのようにアピールするものはいやなのです。
ホームページは名刺代わり。開きたい人が開くだけ。
このくらいでちょうどいいと思っています。
★ “DIVORCE”だから離婚専門なのでしょう。
他人の不幸に関与することを宣伝するー大胆です。