職業を「樵」と詐称した経験を書きました。
詐称してはいないものの警察官だと勘違いされたであろう経験があります。
警察官であると誤解させることを狙ったわけではありません。
単なるお遊びでした。
私はお酒を飲みませんが,そのときはつきあいである職業の人に同行しました。
二人で刑事ごっこをやることにしてカウンターに座って捜査にかんする議論を続けました。
「デカ長,やはりアイツがくさいですよ」
「もう一回洗ってみるか」
「そうですね。ヤツのヤサの周りをもういっぺん聞きこんでみますか」
みたいに何の事件かは特定せずにアドリブを続けたわけです。
1時間程度その店にいました。通常は二人で1万円を超えるだろうと思われました。
しかし,請求されたのは3000円です。二人で3000円。ボトルが1本入っています。
「警視庁の方ですか?」と訊かれてはいませんから嘘をつく機会はありません。
おそらく店の人は我々を勝手に警察官だと思い込みサービスしたつもりでしょう。
請求どおりに支払って店を出ました。
当時の私は会社員,一緒にいた人はモノホンの「法律家」です。
★ 映画「クヒオ大佐」の堺雅人さん
クヒオ大佐なる人物は実在です。
米軍のパイロットで,エリザベス女王とカメハメハ大王の親戚と詐称,
結婚詐欺で名を馳せた日本人です。