11月に入りました。
このところ秋の深まりを実感しています。
夕方の風が冷たく感じられるようになりました。
尤も,今年の秋は快適な期間が少なく,残暑に苦しめられました。
だから急に冬に近づいているような印象です。
当地では街路樹にコブシが植えられていますが,ところどころ枯れてしまいました。
それで自治会でサクラを買って植えたりしています。
そのサクラの葉が色づいています。
公園のサクラは既に葉を散らしており,冬芽が目立つようになっています。
一方で,農業用調整池の周辺には今もミヤコグサ Lotus japonicus の花がみられます。
既に果実もついていますが,まだ花を咲かせています。
調整池の周辺はセイタカアワダチソウやクズに覆われた藪でしたが,ここ数年できれいにしました。
その結果,芝型草地などに繁殖するミヤコグサ が入り込んできたのです。
ミヤコグサは私の研究テーマのひとつだったシルビアシジミ Zizina otisの主要食草です。
いつかはシルビアシジミがやって来ないかと期待しています(糸島市内某所に生息しています)。
この花がいまだに咲いているというのはまだまだ秋の盛りを思わせます。
さすがに冬隣というには早すぎるようです。
カマキリも産卵を終えた個体が多いようですが,まだまだ元気に私を睨んでいました。