ベルンハルト・グリュン君が大あくび。
4本の牙のうち3本までが欠けています。
残る牙は1本のみ。

これまでの戦いの歴史が刻まれているように感じます。
自宅兼事務所の隣にある公園の平和は保たれています。
グリュン君に挑戦を試みる若者もいることにはいます。
しかし、今のところはグリュン君の覇権は揺るぎません。
グリュン君も年齢を重ねました。
どんどん穏やかでやさしい猫になっています。
いつか、グリュン君が敗れ去ることがあるのか。
おそらく、それはありません。
グリュン君は自信をもっています。
「俺のケツ持ちはコイツだぜ」
私を後ろ盾にしているからです。
人間は強いのです。
けれども、若者の猫に対して私は鬼になることができません。
グリュン君はそれに気づいていないかも。
でも、私はグリュン君との兄弟仁義に反するようなことはいたしません。
グリュン君は公園を守っています。
そのグリュン君を私が守ります。
