夏目雅子さんが亡くなって40年を超えました。
1985年、私が20歳の年に彼女は27歳の若さでこの世を去りました。
学生時代に衝撃を受けた「死」は夏目雅子さんのものと沖雅也さんのものでした。
ご存命なら、今年69歳を迎えることになります。
どんな女優さんになっていただろう?
想像だけはできますが、想像すればするほど悲しくなります。
彼女の映画の出演作品は13本(うち2本は声の出演)。
その代表作は、「鬼龍院花子の生涯」と「時代屋の女房」でしょう。

「鬼龍院花子の生涯」では迫力ある名セリフで女優としての凄みをみせました。
一方の「時代屋の女房」ではフワフワと捉えどころのないキャラクターを軽妙に演じました。
どちらも彼女なのですが、その振れ幅の大きさに戸惑うくらいです。
ゾクゾクするような魅力を感じる女優さんでした。
そういう人にかぎって早くに亡くなってしまうー理不尽な話です。
才能を発揮できる機会をもっともっと持たせてあげたかった。
神様がいるとすれば、神様は彼女がもう十分に才能を発揮したと判断したのか?
自分自身が60歳になっても生き永らえているのはさほどのことをしていないおかげでしょう。
たまに、この2本の映画を見直しますが、彼女の鮮やかさに艶やかさは変わりません。
今も彼女は、私にとって「Oh!クッキーフェイス」のままです。
こういう女優さんはもう出て来ないのだろうな。
その後に登場した女優さんたちをみていると、そう感じてしまうのでした。
