福岡県糸島市 司法書士 ブログ

すれちがい

人と人とのつきあいは微妙なもの。

こういうことが起きます。

「私はBさんとは友達ですよ。一番仲がいいかな」

とAさんから伝えられた私。

Bさんとも知り合いなので

「Aさんと一緒にやればいいのでは?お友達でしょう?」

ところが、Bさんは

「いえいえ、私はあの人とは距離を置いていますから」

ちなみに、AさんはBさんが引っ越した事実を知りませんでした。

Bさんと私はそれほどまでに親しくはありませんが、私はその事実を知っていました。

Aさんは依然としてBさんを友達だと思っているのでしょう。

でも、Bさんによれば、自らは一切連絡をとっていないとのこと。

どうやらAさんの「片思い」のようです。

 

こういうことも起きます。

「Dさんからは既に了解をとってあります」

私は、Dさんが了解している前提でDさんに話します。

「Cさんとは合意できているそうですから、では・・・」

「ちょっと待ってください。私はCさんと合意した覚えはありませんよ」

これなどは、Cさんが強引に合意の事実を作ろうとしたケースかもしれません。

思い過ごしではないように感じました。

けれども、Dさんも積極的に拒否しなかった可能性があります。

Cさんは、それを「了解」と善解したということか。

 

こういった「すれちがい」はしばしば起きます。

だから契約においては明確な文言が重要なのです。

曖昧な文言や、いかようにも解釈できる表現を避けなければなりません。

遺言書もそう。あとで遺族が頭をひねったり、喧嘩をしないような書き方が大事です。

 映画「恋愛小説家」

  主人公は思いと行動がすれ違ってしまう人なのです。 それは、たぶん彼が本当はピュアでシャイだからでしょう。

  ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントが大人の恋愛をかわいく演じました。

 

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