事務所兼自宅がある糸島市志摩師吉でも猛禽をみることができます。
まずはトビ。最も一般的で目につく猛禽です。
しかし,あまり猛禽と認識されていないような・・・
「鳶が鷹を生む」という表現にみるように,トビは凡庸な存在扱いです。
私はトビが悠然と空を舞う姿をみるのが好きでして,しばしば眺めています。
トビが舞うのは晴れたのどかな日という印象があります。
でも,私が好むのは,雪混じりの寒風吹きすさぶ中,その風に乗って舞う姿です。
トビほどではありませんが,この地域でしばしば目にするのはミサゴです。
捕まえるのは魚が専門という猛禽で,魚を掴んだまま飛んでいます。
あの魚を離してしまうと・・・と想像するのですが,絶対に離しません。
カラスが「よこせ」と攻撃を仕掛けることもよくあります。
観察すると,トビに比べると翼がやや短く,羽ばたく回数が多いことがわかります。
なによりも腹の羽毛が白く輝く点でトビとの区別は容易です。
最後はこの鳥です。
チョウゲンボウといいます。
かなり小さいので飛んでいるとすぐにわかります。
一度だけ我が家の庭に舞い降りました。
書斎からその姿をみつけたときは狼狽してしまいました。
あまりにも可愛くて(笑)。
「鷹は舞い降りた」・・・ピンとくる方は英国の有名な冒険小説を読んでいらっしゃるはずです。
チャーチル誘拐のためにドイツ軍がイギリスに潜入する話を描いたジャック・ヒギンズの
「鷲は舞い降りた」
は冒険小説の白眉。設定も面白いのですが,登場人物が魅力的です。
映画化され,マイケル・ケイン,ドナルド・サザーランド,ロバート・デュバルが出演。
監督は「荒野の七人」「大脱走」のジョン・スタージェスです。
映画そのものはいまひとつの出来でした。スタージェス最後の作品にしては・・・。
★ 左がドナルド・サザーランド 右がマイケル・ケイン
サザーランドが悪役をやると短時間の出演でも強烈な印象を残します。
この映画では悪役ではありません。ヒムラ―長官役がドナルド・プレゼンス。
他にもアンソニー・クエイルとラリー・ハグマンも出演していて豪華な顔ぶれです。