秋の夜長を読書で過ごすーという方は多いかもしれません。
私の場合は、「秋の夜長」を意識することはありません。
夜の一定の時間はソファで読書。
横には猫。
お互いがお互いを意識してリラックスできる時間です。
最近は小説をあまり読みません。
詩人が書いたエッセイや国内の事件に関するドキュメント、
或いは海外の歴史に関するものなどが多くなっています。
今回、みすず書房という私が贔屓にしている出版社から出たのがこの本。
第二次世界大戦に関するチャーチル英国首相の回顧録です。
新訳で、翻訳したのは伏見威蕃さん。
この方の訳書は何冊も読んでいて、文体に馴染んでいます。
だから安心して読めるのですが・・・
これから6年にわたって、全6巻が出るそうで、年1冊しか読めません。
第1巻だけでも900頁弱ある大著です。
戦争の先頭に立った政治家が何を考え悩んだのか。
ウクライナの大統領も同じような思考をしているのでしょうか。
現実に進行するウクライナとロシアの戦争のこともこの本を通して考えてみたいと思っています。