カワヅザクラやシナミザクラは花が散り、葉が日に日に成長しています。
陽光という品種のサクラも艶やかな花を満開にしています。
そして、ソメイヨシノもかなり咲いています。
春のスターは間違いなくサクラなのでしょう。
ですが、目立たない花にもなかなかの風情があります。
上の写真は、大木になる樹木の花です。
左からケヤキ、ヤマモモ、そしてアカシデです。
花は目立ちません。
ケヤキは果実も目立ちませんが、ヤマモモはその果実が食用になります。
写真は雄花です。だからこの花が果実になるわけではありません。
ちなみに、雌花はもっと目立ちません。
アカシデは庭木としてはポピュラーではありませんが、個性があって面白い木です。
結実するとちょうどホップ(カラハナソウ)の果実ような雰囲気のものが垂れ下がります。
私は、お隣が植えたアカシデがお気に入りで、花や果実をみて楽しんでいます。
最後はわかりにくいのですが、イネ科の草本の花です。
和名としてはカンスゲになるはずですが、園芸植物としては Carex という属名で流通しています。
種名を確定できませんので、とりあえず Carex sp. と表記するしかありません。
庭に使うグラスとしていくつかの品種を園芸店で買うことができます。
実は、野生のイネ科植物は同定が難しく、花穂をみるのが最も確実なのです。
目立たなくても、その植物の特徴をあらわしているのが花です。