ある研修に参加したところ、講師がこう発言しました。
「みなさんは、あまり条文を読む機会がないと思いますが・・・」
受講者は全員が司法書士であり、講師もまた司法書士です。
私はその時点で受講をやめようかとまで思いました。
司法書士が条文をあまり読まないなどありえません。
そういう認識の人が講師をするなど、もっとありえません。
私の場合、毎日条文をチェックする時間があります。
条文を確認しなければ、仕事は前に進まない。
これが私の実感です。
条文をあまり読まない司法書士はどういう仕事をしているのだろう?
考え込んでしまいました。
一昨日は、私もある場所で講師をしていました。
その際には事細かに条文を指摘し、その文言からどう考えるべきかを示唆しました。
条文がすべての手がかりである。こう述べても過言ではありません。
法律を扱う我々(あるいは私)にとって条文は最重要のアイテムです。