福岡県糸島市 司法書士 ブログ

帰ってきた雑草の修羅の群れⅨ

草むらの中を歩くと衣服に種子がついてしまうことがあります。

種子を人の衣服につけている代表種がこれ。

ヒナタイノコズチ Achyranthes bidentata var. fauriei です。

種名のあとに“var.fauriei”とあるように「変種」です。

イノコズチは Achyranthes bidentata var. japonica です。

つまり、同じ種で混生するような関係でもるのです。

写真は花が咲いているところです。

これが結実し、衣服や動物にくっついて拡散し分布域を広げます。

 

次は、何度か触れているヒメムカシヨモギ Conyza canadensis 。

開花している株もたくさんあります。

種子は風に乗って拡散します。

北米原産の強い強い雑草です。

 

三番目は、今最も目立つ雑草であるメヒシバ Digitaria ciliaris です。

あちらこちらで繁茂しています。

種は風に乗るようなことはありませんが、特殊な機能を備えています。

それは、一斉には発芽しないということです。

草取りをしても、しばらくすると待機組が発芽します。

なかなか駆除できません。

 

最後は、最近完全に図に乗ってやりたい放題の雑草です。

兇悪すぎるマルバツユクサ Commelina benghalensis

一旦庭に侵入すると、あっという間に広がります。

抜くのは容易です。

が、注意すべきは「閉鎖花」。

地中に花をつけて繁殖する機構を持っています。

地上+地中=蔓延る という図式です。

完全に抜き取らなければいけません。

庭で見つけたら即駆除!

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