福岡県糸島市 司法書士 ブログ

尾鰭

話が広まる際に「尾鰭がつく」ことはしばしば。

私が妻との結婚を決めたことについて、誰かが、

妻のことを

「風邪をこじらせたときに献身的に看病した」

というように話した結果、それが私に結婚を決意させた

-そうです。

本人たちは

「は?」

という話で、結婚は私が風邪をこじらせる以前に決まっていました。

これは、「社内のウワサ」というヤツです。

 

会社などの組織では、このウワサというものが幅を利かせている面があります。

そして、概ねがろくでもないデマなのです。

私に関していえば、身に覚えのない不倫話まで聞かされました。

私は九州にいて、それを訊ねたのは関東にいる人です。

「おい、不倫してるってホントか?」

「相手はいい女らしいな」

心配というよりも興味本位の質問でした。

おそらく、「あの二人は仲がいい」くらいの話がスタートです。

それが、最後は不倫の関係になりました。

たぶんにウワサをしたがる連中の下品な願望なのでしょう。

組織にはこういう「いやらしさ」があります。

意図的に人の足を引っ張ろうとするウワサを流す御仁はそこそこいるのです。

 

では、司法書士は個人事業ゆえウワサの対象にならないか?

これが、なるのです。

「あの人は報酬を高く請求して依頼者とトラブルになった」

「特定の事業者と組んでアコギな仕事をしている」

この種のウワサはほぼウソです。

ウワサを流す人が、受任件数の多い人や企業から信頼される人を妬んでいるだけ。

実にくだらないレベルではありませんか。

私に関していえば、

「保険会社のうだつの上がらないサラリーマンが、一念発起して憧れの難関資格を取得、

『人生は何歳になってもやり直せる』を実践した」

というヒーロー話になっていたことがありました。

事実は異なります。

好待遇の損害保険会社をうつ病で辞めることになり、社会復帰の手段として、

丁度よさそうな資格を取得したーこれが真相です。

資格に憧れたことは一度もありません。

また、悲しい話かもしれませんが、人生において一念発起なるものも経験したこともないのでした。

そのうち、

「ショッカーの改造手術を受けたが、脳改造の前に逃げ、一念発起して大型バイク免許を取得、

そして仮面ライダーとなり、正義のために戦っているらしい」

というようなウワサが流れるかもしれません。

そのときは、ウワサを流した人にライダーキックをお見舞いしたいと思います。

 尾鰭のついたイワシ

 

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