久々のクリスマスイヴの降雪。
私がまだ4歳だった昭和44年、北九州市若松区ではホワイトクリスマスに。
これはよく覚えています。
ただ、プレゼントに何を貰ったかはまったく覚えていません。
毎年のように靴の形の容器に入ったお菓子を渡されたくらいしか記憶にありません。
今年の冬は本当に寒い。
というよりも、昔の冬が戻って来たような感じです。
外猫であるベルンハルト・グリュンにとっては災厄かもしれません。
二重の段ボール箱に毛布を敷き、壁の部分にも毛布を。
さらには電気カーペットで防寒しています。
でも寒いだろうと思います。
外猫のままでは気の毒というか、私の心には常に罪悪感があります。
自由に遊べ、好きな時間にどこにでもでかけることができる。
とはいえ、私に会いたくても常に会えるわけではないし、暑さ寒さは堪えるはず。
今さら室内の猫になるには自由を知り過ぎているうえに、スプレー癖は治りません。
結局、私が精いっぱい尽くすことで許してもらうしかありません。
グリュン君とは久しぶりに公園のベンチで一緒に陽を浴びました。
幸福そうに喉を鳴らすグリュン君に対し、いつも
「ごめんね」
と心の中で言い続けています。