ムラサキシジミ Narathura japonica はごく普通にみられるチョウ。
アラカシを主要な食餌植物としているので、民家の生垣でも発生しています。
ムラサキシジミは成虫で越冬するのですが、真冬に活動することがあります。
温かい陽射しを受けると、覚醒して飛び回るのです。
飛び回っても配偶行動をしたり吸蜜をするようなことはありません。
体が温まって目が覚めたから飛んでみたーくらいのようです。

1月18日の13時過ぎでした。
スダジイの葉の上で日光浴をしています。
同属のムラサキツバメ Narathura bazulus は集団越冬が有名です。
多くの個体が1枚の葉上に集まって越冬するのです。
集団の方が寒さをしのぐことができるのでしょう。
また、地味な翅裏は枯葉のように見えます。
集団の方が枯葉に化けるのに都合がよいのかもしれません。
ムラサキツバメの集団にムラサキシジミが混じっていることもあります。
ムラサキシジミが数頭集まって越冬するケースも観察されています。
Narathura属はアリをボディガードにしたり、集団で冬を越したり。
なかなか芸が細かいのです。
