ノブドウやヤブカラシが繁る季節になりました。
ノブドウは秋に美しい果実をつけます。
一方のヤブカラシは結実することがほぼありません。
だから種子で繁殖することはないのです。
その代わりに異様に根を張り巡らします。
次々と芽を出し、旺盛に茎をのばします。
庭に侵入されたら一大事という植物です。
その2種を好んで食害するのが、この御方。
マメコガネ Popillia japonica です。
キレハノブドウを食害していました。
私は、子供の頃からマメコガネの和名について勘違いをしていました。
小さなコガネムシゆえ「マメコガネ」だと思っていたのです。
本当は、マメ科植物を食害するからのようです。
上記のようにノブドウやヤブカラシといったブドウ科植物も標的です。
当然ながら栽培されるブドウも餌食になります。
というわけで、かわいらしいのですが、実は兇悪なマメコガネなのでした。
在来種ですが、今や欧米でも暴れています。
国際ギャングといった趣のある甲虫です。
庭の大敵であるヤブカラシをやっつけてくれるダークヒーローでもあります。