写真の蛾はゴマフリドクガ Somena pulverea です。
幼虫の食性は広く(これは多くの蛾に共通)、サクラも食べます。
「現場」付近にはカワヅザクラがあります。
きっと幼虫時代に食害してくれたのでしょう。
成虫には毒はありません。
幼虫の体毛に毒があるのです。
チャドクガは、産卵時に幼虫の体毛を成虫が腹部にくっつけてしまうことが。
そのまま人家の灯火に飛来し、パタパタ。
体毛が降ってきます。
それを浴びると「かゆいかゆい」の状態になります。
治るのに1か月以上かかるケースも少なくありません。
ゴマフリドクガの毒性についてはよく知りません。
でも、触らぬ幼虫に祟りなし。
幼虫には触れないことが一番です。