あるネット記事に、「エキスパート」として某ジャーナリストがこういうコメントをつけました。
「前回の総裁選で安倍晋三氏が高市早苗氏を支持したのは、
彼女には絶対に総理にはなれない傷があることを知っているからだ。
安倍氏は岸田政権を作り、その後に自分が返り咲くことを狙っていた。
まず河野太郎氏を担いで世代交代を仕掛けた菅義偉氏を完膚なきまでに潰し、
次いで従順な岸田氏に短期で総理の座を明け渡すよう迫っていた。」
この内容に根拠となるべき事実は何も示されていません。
妄想のレベルです。
しかし、あるサイトでは「エキスパート」のコメント扱いを受けています。
一種のニセ情報レベルの内容にもかかわらず。
同じ某ジャーナリストはこういうコメントも書きました。
「茂木氏の防衛増税停止というのは『増税しない』に力点が置かれていているのではないか。
つまり防衛費は増額するが税金ではなく借金でやるという意味に聞こえる。
安倍元総理が主張していたことだ。それを小野寺氏が外交上問題になると言ったのは、
これがアメリカの命令でやらされる話であることを暴露している。」
防衛増税はアメリカの命令であるという主張をしたいようです。
しかし、ここで何の根拠も示していません。
説明にも論理性の欠片さえありません。
マスメディアは平気でこういう根拠を伴わない話を、さも事実のように書く。
読み手の中には、この種の虚偽情報を信じる人がいると知っているので。
それによって、我が国の政治に影響を与え、「第四の権力」などと称して喜んでいるのでしょう。
なんと、レベルの低いことでしょう。呆れます。
権力が暴走しないようにチェックするのがメディアの使命!
こう力んでいても「第四の権力」という「称号」を喜んだ時点で化けの皮が剥がれています。
所詮は、ロシア皇帝にとって代わってクレムリン宮殿の主となったソ連共産党と同じです。
権力を独占し、自らを特権階級化する。
今の一部のメディアにはそのニオイがします。