私は酒を一滴も飲みません。
それゆえワインにチーズのマリアージュという愉しみを知りません。
しかし,チーズだけは食べます。
塩分と脂肪分の摂取が過剰にならないように気をつけなければなりません。
好みはブルーで,やはりロックフォールが最高だと思いますが,お高いのが困りもの。
それでミルクが違うだけで製法は同じブルードヴェルニュをよく食べています。
フルムダンベールも好きです。世界一高級といわれるクラッハーはまあまあ好きくらいです。
スティルトンとゴルゴンゾーラにかんしてはブルードヴェルニュがなければ買う位置づけです。
今回はブルードジェクス(写真左)。生産量が少なめで,お店でみつけたら買います。
上記の各種よりも水分が抜けています。塩気も抑えめで食べやすいブルーです。
13世紀には存在していたらしく,神聖ローマ帝国の皇帝カール5世の好物だったともいわれています。
妻はブルーチーズを好みません。ゴーダ,コンテ,白カビのブリーやシェーブル(山羊)を喜びます。
それで,今回はゴーダの新物を買いました(写真右)。
常備しているのはパスタ用のチーズで,私はパルミジャーノ・レジャーノではなくペコリーノ・ロマーノが好みです。
ペコリーノ・ロマーノは羊のミルクでできており,塩気がしっかりしています。
「コクがあるのに切れがある」
というビールか何かのCMのフレーズがそのままあてはまります。
パスタソースに合わせるとこの切れ味がソースの味を引き立てます。
買ってからは粉状にして冷凍庫で保管しますが,そのまま食べても非常においしいチーズです。