我が国にカジノは必要か?
今回の総選挙ではあまり議論されていないようです。
個人的には不要だと思います。
我が国には公営賭博として競馬,競輪,競艇にオートレースが存在します。
競馬は農林水産省の,競輪と競艇は経済産業省の,そしてオートレースは国土交通省の管轄です。
競馬場は25か所,競輪場は43か所,競艇場は24か所,オートレース場は5か所。
全国各地にこうした競技場が作られ,そこで賭け事ができるのです。
つまり,国が胴元になって賭場を開帳し,国民からカネを巻き上げる仕組みができあがっています。
そこにカジノまで必要でしょうか?
ほかにも私設の賭場としてパチンコ店があります。
パチンコは景品交換所なる施設を設けることで博打ではない体裁をとっています。
しかし,誰でも賭け事だと認識しています。これが全国各地にたくさんあります。
以上のように我が国は博打大国であり,カジノまでは必要ないと思うのです。
どうしてもカジノを作りたいのならありきたりのバカラやルーレットでは意味がありません。
我が国に古くから存在する「手本引き」をやるべきでしょう。
外国人観光客にもウケるはずです。
社会から差別され,人権まで奪われている暴力団員の更生および再就職の場にもなります。
本職である彼らに実演してもらい,外国人観光客にも参加して楽しんでいただきましょう。
きっと外貨がガッポリと儲かるはずです。
利益が福祉や年金の原資に充てられるとすればどうでしょう?
暴力団員たちは社会に貢献していることを実感し業務に精励するはずです。
彼らはメンツを大事にしますから,国のメンツをつぶすようなことは絶対にしません。
さて,手本引きですが,数字をあてるだけの単純なルールです。
しかし,これにハマると他の博打などやる気にならないくらい面白いそうです。
なにかとヒリヒリするのが好きな私ですが,博打は一切やりません。
あえていうなら,やっている博打は東京証券取引所という鉄火場での勝負くらいです。
会社法の勉強にもなる(?)ので。
★ 写真は五社英雄監督「陽炎」(松竹)から不知火おりん役の樋口可南子さん。
「陽炎」は,実は「緋牡丹博徒」シリーズ(東映)のキャラクター矢野竜子(藤純子さん)を再現することを狙った作品です。
シブがき隊解散から3年程度の本木雅弘さんが俳優としての才能をきらめかせました。
お笑い芸人のようにみられていた竹中直人さんが俳優として認知された作品でもあります。
出演者の顔が次々と大写しになり,その後にテーマ曲「赤い玉の伝説」(聖飢魔Ⅱ)が流れるエンディングも見ごたえがあります。
樋口さんの決め科白「往生しなっせ!」でTHE ENDです。