大河ドラマ「どうする家康」を視聴しています。
かなり物足りません。
何が?
迫力です。これがほとんど感じられないのです。
なぜか?
原因はCGです。
馬がCGだったり、合戦シーンの背景で戦っている人がCG。
これはいけません。
リアリティがなくなってしまいます。
もともと歴史ドラマはファンタジーの側面が強いのです。
誰もその時代をみてきたわけではありません。
想像で作っている部分がかなりを占めます。
それでも人が自らの肉体で演じることによりリアリティが生まれます。
そこを無視してはいけないでしょう。
★ 桶狭間の戦い直後の信長(岡田准一さん)
なのに泥まみれではありません。しかも南蛮渡来っぽいマント姿
「おいおい」と突っ込んでしまいました。
私は任天堂等のテレビゲームみたいなものをまったくやりません。
それでも今の大河はテレビゲームっぽいと思ってしまいます。
★ この馬は明らかにCGです。
「風林火山」(2007年)あたりは馬が駆け回り、人がぶつかり合うシーンが満載でした。
最近は、つまらないシーンの連続です。
場面と場面のつながりが十分に描かれず、独立した場面を連続してみせられているような印象。
これは劇画の影響かもしれません。
セリフは相変わらず多く、説明調。
視聴者が登場人物の発言の意味を考えたり、表情が意味するとことを推理する楽しみもありません。
なんとなくバカにされているような気がしなくもないのです。
キャスティングは豪華です。
今回の作品も、過去に大河ドラマで主演した人が多数脇役で出演。
岡田准一さん、松嶋菜々子さん、松山ケンイチさん。
ほかにも超豪華キャストが顔を揃えています。
でも、迫力がないのです。
どうする?
私も視聴継続か否か決断を迫られています。
このところの大河ドラマはほとんどがハズレ作品。
もはやNHKはこの程度のドラマしか作ることができないのか?
と思ったら、BSプレミアムの「我らがパラダイス」は非常に面白いです。