ベルンハルト・グリュン君が夜中に私を呼びました。
「ああ、あの声はハンティングの成果をみろ!」だな。
はたしてグリュン君はネズミを仕留めていました。
野ネズミと一般にいわれるアカネズミなどは庭にたくさんいます。
夜に行動しているので、我々は出会わないだけ。
どこの庭にもかなりの数が現れるのです。
我が家には警備を担当するグリュン君がいます。
イタチを仕留める彼にとってネズミくらいは朝飯前。
私がみていると、家猫生活しか知らない恩人猫が来ました。
「なるほど、ネズミはあのように扱うのか」
という感じで見学をしています。
グリュン君も
「アニキ、ネズミはこうやって獲るんだぜ」
と自慢げでした。
私と恩人猫は、しばしの間、グリュン君にネズミの扱いを教えてもらいました。