今年も9月中旬にはタテハモドキ Precis almana の秋型が出現しました。
これは毎年同じ時期に起きる現象です。
★ タテハモドキの秋型(10月11日撮影)
昆虫の季節型は日長が支配します。
日長は猛暑であろうが厳寒であろうが変化はありません。
だから、ほぼ正確に季節型が切り替わるのです。
勿論、今でもタテハモドキの夏型がいます。
これは「生き残り」。
秋型の第一世代から第二世代が生まれるはずです。
そして、タテハモドキは成虫で越冬します。
越冬した成虫は5月下旬くらいまではみかけます。
その頃になると、新世代の夏型が現れます。
夏型出現も日長に支配されるのです。
一方、植物は必ずしも日長には支配されないようです。
今年はヒガンバナの開花が2週間遅れであるとニュースで報じていました。
秋の風物詩であるキンモクセイの開花も遅れました。
★ 10月11日のキンモクセイ・・・まだ開花していません。
同じ生物とはいえ、日長の影響を受けたり、あるいは気温の影響を受ける。
ヒトはどうでしょう?
秋の夜長を楽しむ?
私の妻は毎日21時には眠っています。