妻は園芸を趣味としており、時々寄せ植えを作ります。
その寄せ植えをバックにベルンハルト・グリュン君が寛いでいます。
人が近くにいると心地よいようです。
かつて野良猫として眉間に皺を寄せて
「シャー!」
とやっていた頃の面影はありません。
毎日、一緒に散歩。
寝転がって猫キック。
すっかり飼い猫みたいになってしまいました。
一応は「地域猫」です。
グリュン君と交流する人も何人かいます。
グリュン君が定期訪問するお宅もあります。
こうして野良から人と共生する猫になる例はどのくらいあるのでしょう?
多くの地域で保護活動などが行われています。
その一方で、猫がやったわけでもないことを猫のせいにしている例も。
目撃していないのに、痕跡だけをみて猫の仕業と決めつけるような場合が多いようです。
自分の目でみたわけでもなく、勝手な印象で犯人を決めてかかる。
証拠なしに「有罪」というのはいかがなものでしょう?
事実よりも思い込みを重視する傾向というのは恐ろしいものがあります。
人のそういう意識が冤罪を生む最大の原因かもしれません。
グリュン君が冤罪に問われるようなことがあれば、私は「敵」を全力で倒す所存です。
花とグリュン君を眺めつつ、色々と思いを巡らせたひとときでした。