トンマと聞いて何を思い浮かべるか?
大村崑さん(もうすぐ93歳)主演の「頓馬天狗」を思い出す人もいるでしょう。
アルペンスキーヤーの選手を思い出す人もいるかもしれません。
こちらは、アルベルト・トンバ選手です。
残念ながらトンマではないのです。
米国のテレビドラマ「ルーツ」のセリフを思い出すマニアックな人もいるでしょう。
前半の主役であるクンタ・キンテが、奴隷の先輩から
「これは『穀物』だ。このトンマ!」
と言われ、「トンマ」を「食べる」という動詞と勘違いしたのか、
「穀物トンマ!」
と叫ぶシーンです。
このパッケージをみたとき、これらがズラズラと思い出されました。
「トンマ」という呼び名は地方特有のもののようです。
和名は、本当に「ヒイラギ」らしく、植物のヒイラギの葉に似ているからとか。
実は、食べたことがありません。
かなり美味しいそうです。
トンマは漢字で書くと「頓馬天狗」の「頓馬」です。
「頓」が間抜けな様子を表すそうです。
それにしても「馬鹿」にも「頓馬」にも「馬」の文字が使われます。
人の生活に役立ってきた馬に対する敬意を欠いているような気がしなくもありません。
そういえば、自らの子についてへりくだる表現に「豚児」というものがあります。
実は「頓児」だったのではないか?
そう思って調べたのですが、「豚児」は最初から「豚児」でした。