枯葉は落葉樹と常緑樹でそのテクスチャーが異なる・・・
と書いて、ご理解くださるでしょうか?
実際に触ってみると、落葉樹の枯葉はパリパリと簡単に崩れます。
常緑樹はそうではありません。
これは落ち葉としての分解が進みやすいかどうかと一致しています。
ただ、外見だけをみると、常緑樹の枯葉には魅力があるのです。

これはタブノキの枯葉。
皮のようにみえます。
常緑樹の枯葉を使った工芸品などもあり、皮製品のような雰囲気なのです。

こちらは落ちる前のヤマコウバシ。
タブノキと同じクスノキ科ですが、タブノキよりも枯れた印象があります。
それがなんとなく軽やかな雰囲気を出しています。
尤も、この葉はなかなか落ちません。
落ちにくいといえば、ブナ科の落葉樹もそう。


左は雑木林でよくみられるコナラ。
そして、右側はカシワから作出された園芸品種でハゴロモカシワとして知られている樹。
いずれも葉が落ちるまでには時間がかかります。
コナラは現時点で紅葉した状態。
まだ枯葉としてのテクスチャを味わう段階ではありません。
ハゴロモカシワの葉は枯れてきました。
皮のような質感はないものの、デザイン性が高いのです。
ちょっとしたリースなどには使えそうです。
*タブノキを除いては我が家の庭木です。
