世間ではそれほど知られていない職業かもしれません。
家庭裁判所調査官。
私のような司法書士が関係するのは、主に後見等開始の審判の申立てのケースです。
今月の初めに家裁に保佐開始の審判の申立てをしました。
そして2週間強で調査官の面接が行われることになりました。
当日は、ご本人とある社会福祉協議会の方、そして申立書類作成者である私が家裁に赴きました。
以前にも感じたのですが、家裁の調査官の聞き取りは非常に丁寧です。
被後見人等にならんとするご本人にたいする対応も実に親身です。
裁判所には厳めしいイメージがありますが、実は親切で温かみのある機関です。
これは、提訴あるいは応訴した場合に、代理人なしで本人が訴訟を追行する場合にも感じます。
尤も、敷居が低くなりすぎては濫訴に流れる恐れもあります。
ですから厳めしいイメージくらいが丁度いいのかもしれません。
上記の調査官面接の前に家裁参与による聞き取りが行われました。
なんとよく知っている司法書士の先生が参与員として登場!
偶然の邂逅に驚いた次第です。
調査官面接等までは立ち会わない司法書士さんもいらっしゃるようです。
でも、調査官の聞き取りを経験すると、裁判所が欲しい情報がよくわかるようになります。
勉強になるのです。
だから私は必ず立ち会うようにしています。
★ 写真は家裁調査官を主役にしたドラマの一場面・・・だそうです(みていません)。
私が大好きな石橋蓮司さんが写っています。
私が中学生の頃に蓮司さんが「大都会PARTⅡ」で渡哲也さん演ずる黒岩刑事に額を撃ち抜かれました。
その夜はとても悲しかったことを覚えています。