9月になりました。
♪ めぐる季節の彩の中 一番さみしい月 ♪
という実感はありませんね(笑)。
まだまだ暑いし,セミは鳴いているし。
でも夏が終わってゆく寂しさというのは漂い始めます。
9月をテーマにした曲はかなりあります。
たとえば,松岡直也&ウィシング の“九月の風 The September Wind”
これも寂しげな曲です。
そして,太田裕美さんの“九月の雨”という曲も
♪ September rain rain 九月の雨は冷たくて
September rain rain 九月の雨は優しくて ♪
という歌詞からわかるのですが,9月という月を静かな雰囲気であるように表現しています。
実際には気温が30度を超え,台風が大雨をもたらしたりするのですが,
これはもう完全にムードがそうだということでしょう。
夏の強い日差しがやわらかになり,秋の虫の音が夜の空気を震わせるとやはり寂しさを感じるのです。
ファンクの名曲“SEPTEMBER”はノリノリで,アメリカ人は9月をそんなに寂しく感じていないーそう思ったら・・・
♪ Do you remember the 21st night of September? ♪
という歌詞で「9月21日の夜を覚えているかい?」というのですから9月の曲ではありません。
♪ Now December found the love we shared in September ♪
という歌詞が出てくるので,12月に9月の頃のお互いの愛を思い出しているのです。
暑い9月の夜に2人で踊って熱い愛を分かち合った日を覚えているかい?ーというイメージでした。
というわけで,EW&Fの“SEPTEMBER”では9月にダンスで盛り上がっているのです。
冒頭に掲げた竹内まりやさんの“September”とはかなり違います。
日米の差なのか,それとも9月をどう位置付けるかで分かれる感覚の問題なのか?
なお,“September in the rain(九月の雨)”というジャズの曲も存在し,この曲はまったりしたイメージです。